(台湾)BSMIマーク 市場抜き取り検査の不適合処理手順の修正
市場サンプルを購入し検査を行った商品が不適合となった場合、検証機関が不適合の原因を調査、調査記録作成、構造、重要部品に変更がなかったかを確認しなければならない.。抜き取り、購入検査において商品が不適合となった場合技術部門が規定事項を検証し、再検査が必要かどうかを判断する。
検証登録商品のサンプル抜き取りまたはサンプル購入検査の不適合処理手順修正の参考和訳です。
原文2ページの「通知」から3、4ページ「修正規定」までの訳です・
参考和訳:
経済部標準検験局 令
発行日:中華民国107年11月30日
発行番号:経標五字第10750025320号
「検証登録商品のサンプル抜き取りまたはサンプル購入検査の不適合処理手順」を修正し、即日より効力を発するものとする。
添付:「検証登録商品のサンプル抜き取りまたはサンプル購入検査の不適合処理手順」の修正。
「検証登録商品のサンプル抜き取りまたはサンプル購入検査の不適合処理手順」
修正規定
一、検査規格に適合しない検証登録商品の処理効率を高め、処理手順の統一性を図るために本手順を改定する。
二、本手順において称する技術部門とは、検証登録商品のサンプルを抜き取るまたはサンプルを購入して検査を実施する部門を指す。代行機関に委託して商品の検査を行う場合は、商品検証審査を行う部門が技術部門となる。
三、市場でサンプルを購入して検査を行った商品が不適合となった場合は、検証機関が不適合の原因を調査し、調査記録を作成して、商品構造及び重要部品に変更がなかったかを確認しなければならない.
サンプルの抜き取りまたは購入検査において商品が不適合となり、証書の名義人が検査結果に疑義を抱いて当該商品の品質管理計画と品質管理記録を提出した場合は、技術部門が次の事項を検証し、再検査が必要かどうかを判断する。
(一)サンプルに商品の代表的要素が備わっているか。
(二)試験設備は規定に合っているか。
(三)技術者は規格に定められた試験方法で検査を行っているか。
前項により再検査が必要であると判断した場合は、元のサンプルで検査を行う。但し、次の状況に当てはまる場合は、同じモデルのサンプルを再び抜き取るか購入して試験を行わなければならない。
(一)元のサンプルが残っていない、または再検査できない。
(二)商品の特性により、元のサンプルで再検査を行うとその検査結果から商品の代表性が失われる。
四、前記の事項により不適合と判定された商品は、技術部門が「検証登録商品サンプル抜き取りまたはサンプル購入検査の不適合処分方式判定表」(付表参照)に照らし合わせて規定違反の状況を判別し、試験記録表に記載して、その後関連部門に引き継いで相応の処分方式で処理を行う。
サンプル抜き取り検査で検査規格に適合せず、前項の判定表により検査逃避処分に処する必要はないと判定した場合は、証書名義人の管轄区にある検査証書発行部門に作業を引き継ぎ、証書を抹消する。
税関検査での事案については、検査規格に適合しないため他の部門に作業を引き継いで処理を行う場合を除き、検査を行う各港湾支局が直接処理する。
五、前記第一項の付表を使用する時は、次の原則に従い手続きを行う。
(一)付表の2つ目の欄にある「表示」とは、商品検査法第11条、第12条、及び検査規格の規範にある表示内容を指す。
(二)「検証登録の抹消」とは、検査規格に適合していない、または規定通りに表示を行っていない、もしくは規定通りに商品検証登録証書を使用していないモデルを廃止することを指し、そのモデルと構造が同じものも併せて廃止する。
同時に廃止するモデルは、技術部門がその規定違反の状況も併せて試験記録表に記載しなければならない。
(三)規定違反状況のそれぞれの処分方式欄に2件以上の状況が記載されている場合は、その総てに処分を科さなければならない。
検査申請義務者と証書の名義人が異なる場合は、証書に関する処分は証書の名義人とし、その他の処分に関するものは検査申請義務者とする。
六、不適合商品と同じ構造のモデルが、調査の結果、検査規格に適合しないことが確認された場合は、検証機関が検証登録を抹消する時に検査申請義務者に回収、改善も命じる。
七、検証登録が抹消された後、商品を引き続き工場から搬出した、輸出入した、或いは市場に投入した場合は、商品検査法第60条及び第63条規定に則り処分する。
八、商品に商品検査マークを表示していないがマークを登録している場合は、表示不適合となる。
中国語のマークに記載されている住所と検査申請義務者の商工業登記簿に記載されている住所が異なるため、当該住所を確認したが検査申請義務者と連絡がとれない場合は、表示不適合となる。