(中国) 2021年製品品質国家監督抜き取り検査「双随機」 現場活動北京にて挙行
2021年製品品質国家監督抜き取り検査「双随機」 現場活動北京にて挙行 2021-07-17
中国共産党中央、国務院からの「双随機、一公開(※PSF:「双随機、一公開」は、検査対象となる企業と検査員(検査機関)の双方をコンピューターを使って無作為に抽出し、検査と処理の結果を速やかに公開すること)」監督管理の全面的展開に関する政策を着実に実施するため、7月16日市場監管総局は北京にて2021年製品品質国家監督抜き取り検査「双随機」現場活動を挙行した。この活動には、市場監管総局の党員、副局長で国家標準化管理委員会主任の田世宏が出席した。
今回の活動で抜きっとったサンプルは計82品目に及び、この中には電子電気製品、日用品、紡績等の8カテゴリ1270ロットが含まれており、これらはすべて日常生活で使用する消費品や重要工業製品であった。今回抜き取った製品は、以前行われた抜き取り検査の結果や消費者からの苦情、リスク評価等を多様な要素を考慮に入れて、また広く意見募集を行った結果確定した製品である。活動現場では、4名の消費者代表が「双随機」作業プラットフォームを通じて「検査対象企業データベース」から2021年の検査対象企業を無作為に抽出し、またそれに対応して抜き取り検査を行う検査機関も無作為に抽出した。
2021年製品品質国家監督抜き取り検査「双随機」現場活動には4つの特徴が挙げられる。1.公開による透明性を旨として、検査には消費者と新聞等のメディアの代表を招き、検査の全工程に参加して監督を行ってもらう。2.公平公正を旨として、企業と技術機関を無作為に抽出し、市場主体の権利の平等と機会の平等、規則の平等を保障する。3.効率性と迅速性を重んじて、「双随機」の結果は情報化システムを通じてリアルタイムでサンプル抜き取り検査機関に通知し、技術機関は直ちに作業を開始するという、作業効率化を最大限に図る。4.全工程のトレーサビリティを旨として、情報化システムの中で作業の全工程を追跡可能にし、「双随機」の結果は消費者の代表が確認を行って署名し、その後記録として保管することにより、検査結果の改ざんを防ぎ、監督抜き取り検査をより厳格に実施する。これと同時に総局では「双随機」体系の最適化を進めるため、無作為に関するルールを絶えず見直し、「監督抜き取り検査移動端末スマートプラットフォーム」のアップグレードを研究開発することより、ビッグデータアプリケーションの統合化、情報校正の自動化、監督抜き取り検査全工程の電子化を実現して、インテリジェント化を大幅にアップさせている。
市場監管総局は次のステップとして今回「双随機」の結果と抜き取り検査制度の要求を踏まえて、一年を通した製品品質国家監督抜き取り検査作業を厳格に実施し、抜き取り検査の結果を様々な方法で迅速に社会に公表していくこととする。
原文:http://www.samr.gov.cn/xw/zj/202107/t20210717_332777.html