(中国) ガス燃焼器具強制国家規格の周知活動

市場監管総局(標準委)ガス燃焼器具強制国家規格の周知活動を強化する 2022-01-04

党中央、国務院からのガスの危険性低減に関する要請を受けて、市場監管総局(標準委)は≪家庭用ガスコンロ≫(GB 16410-2020)、≪ガス貯湯式給湯器≫(GB 18111-2021)、≪ガス暖房給湯器≫(GB 25034-2020)の強制国家規格3項目に対して専門家による集中周知活動を開始し、消費者の安全意識を高めて、安全で高品質なガス器具を購入するよう消費者に呼びかけている。

≪家庭用ガスコンロ≫(GB 16410-2020)は2020年12月に公布され、2022年1月1日より実施となった。新国家規格は家庭用ガスコンロの開発動向と消費者の新たなニーズに応えるものとして、次のように内容が改定された。1.一体型厨房機器(PSF注:レンジフード、ガスストーブ、消毒キャビネット、収納キャビネット等の機能が一体となったもの)、家庭用屋外バーベキューコンロ等、新たに需要が高まっている製品を規格に追加する。2.排煙に含まれる一酸化炭素濃度測定に関する要求を追加し、日常で使用する際の安全性を確保する。3.ガスコンロの熱効率指標に対する要求を高くし、また一回の食事に使用するガス量を少なくすることによって、日常生活にかかるコストを下げる。専門家から消費者への提言として、合格したガスコンロを正規ルートで購入すること、取り付けは自分で勝手に行うのではなく必ずメーカーの標準取り付けサービスを利用して損失が生じるのを避けること、またガスコンロを定期的に掃除し、ガスコンロの近くには物や顆粒粉末等の一定の温度に達すると爆発するものを置かないこと等が示された。

≪ガス貯湯式給湯器≫(GB 18111-2021)は2021年8月に公布され、2022年9月1日より実施される。新国家規格では業界の製品品質レベルをアップさせるため、これに関する内容が調整された。1.省エネ型の凝縮式貯湯給湯器を新たに追加し、これに伴い完全プレミックス新工法等に関する要求も追加して、不完全燃焼を防止し、排気エネルギーの損失を減らす。2.エネルギー効率指標を高くし、また燃焼物質に含まれている人体や環境に有害な窒素酸化物の排出量を等級で分けることにより、消費者が購入する際に省エネで安全性が高く、環境保全に役立つ製品を選択し易くする。3.消費者が製品を安全に使用するための注意事項を提示し、使用中の安全性を確保する。改定後の規格の技術レベルは国際規格のレベルに整合し、技術要求はより操作性が高まって省エネ型凝縮式ガス給湯器の根拠となる規格となる。ホテル、学校等、大量の温水を供給するユーザーにとってガス貯湯式給湯器は、旧式の給湯システムの問題を改善したより良く、より経済的なものとして快適で安全な温水供給環境を提供する。

≪ガス暖房給湯器≫(GB 25034-2020)は2020年10月1日に公布され、既に正式に実施されている(※PSF:CCTVニュースの記事には2021年11月1日より正式に実施と記載されています)。新国家規格では技術面で次のような調整があった。1.コンデンシングボイラー、モジュラーボイラー、室外機型暖房設備等の新しい製品が新たに規格に追加され、これらの製品の規格不足を補うと同時に、消費者が購入する際の選択肢を広げた。2.電力範囲、効率等、多数の技術指標を調整し、製品の省エネ要求を更に高めた。3.取り付け、使用、保守等消費者の安全に関する注意事項を明確にし、消費者が取り付け、使用、点検を行う過程で安全性を確保できるようにした。新国家規格の実施は、「石炭からガスへ」、「旧市街地の暖房」等の難しい問題を解決する上で重要な役割を果たすものである。

原文:https://www.samr.gov.cn/xw/zj/202201/t20220104_338799.html

株式会社 PS Farm

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