CCC自己声明 FAQ
実際の運用においては異なっている場合がありますので予めご理解の上ご利用ください。
CCC自己声明とは何ですか?
CCC要求事項への適合証明方法の一つです。
CCCの適合証方法には、三種類の方式があります。
・第三者認証方式
・自己声明方式A
・自己声明方式B
品目毎に適用する方式が定められています。
↓
https://www.ps-farm.com/regulation/china/ccc-mark/ccc%20products/
自己声明方式と第三者認証方式の違いは何ですか?
大きな違いは、適合証明を行う機関が異なるという事になります。
第三者認証方式は、第三者である認証機関が適合証明(認証)を行います。
それに対して自己声明方式は、企業自身が適合証明を行います(自己適合証明)。
自己声明方式のAとBの違いは何ですか?
評価試験所の要件が異なります。
・自己声明方式A:使用できる試験所は、一定の条件を満たした試験所(「自主選択試験所」と称しています)で評価を行う必要があります。
「自主選択試験所」の要件;
・企業の試験所の場合:GB/T 27025(またはISO/IEC 17025)規格の要求に適合していること。
・外部試験所の場合:中国検査試験機関の資質認定を受けているかCNAS認定を受けていること。
・自己声明方式B:CCC指定試験所であること。
自己声明書にも認可書番号に代わる自己声明番号はありますか?
自己声明番号が発番されます。第三者認証の認証書番号に該当するものになります。
実施規則は発行されていますか?
強制製品認証実施規則 自己声明 CNCA-00C-008:2019 です。
現地代理人は必要ですか?
自己声明者が海外企業の場合には、授権代理人と呼ばれる現地代理人が必要です。
自己声明実施規則では、下記のように規定されています。
『国外の生産者(製造商)を代表して「強制認証製品適合性自己声明情報報告システム」に製品適合性情報の報告と自己声明の提出を行い、国外の生産者(製造商)と共に自己声明を行った製品の安全品質に対する責任を負い、また市場監管部門が実施する市場販売後の監督にも協力する中国国内で法に則り登記を行っている企業。国外の生産者(製造商)は、子会社、輸入業者または販売業者を授権代表として選ぶことができる。』
授権代理人(現地代理人)はどのような責任を負いますか?
自己声明実施規則おいては、「国外の生産者(製造商)と共に自己声明を行った製品の安全品質に対する責任を負い、また市場監管部門が実施する市場販売後の監督にも協力することが必要です。」と規定しています。
自己声明のマークはどのようなものですか?
自己声明方式も第三者認証方式も同じ図案です。下記、基本CCCマーク
図案です。
自己声明までの作業フローは?
工場検査は必要ですか?
自己声明実施規則において「認証プロセスには少なくとも型式試験と工場検査を含めなければならない。」と規定されています。
工場検査報告書は、自己声明を登録する際に提出が必要となります。
定期工場検査は必要ですか?
自己声明実施規則においては、定期工場検査の要求は明確には規定されていませんが、工場品質保証能力要求(CNCA-00C-005)において継続的な品質管理が要求されています。定期工場検査は、適切な方法として認められると思われます。
工場検査基準は?
第三者認証と同じ基準です。
CNCA-00C-005:2014 「工場品質保証能力要求」
CNCA-00C-006:2014 「工場検査一般要件」等
重要部品の定期評価は必要ですか?
工場品質保証能力要求(CNCA-00C-005)において下記のいずれかの方法より重要部品の管理が必要です。
『工場は適切な管理方法を選択することにより重要部品の技術要求を継続的に満たし、最終製品が認証要求を満たすよう確認することとし、また関連する記録も保管しなければならない。適切な管理方式には以下のものが含まれる。
(a)CCC 認可書または最終製品の強制認証で認可される任意製品認証の結果を入手し、工場がそれらの認可書の有効性を確保しなければならない。
(b)相応する認可書を取得していない重要部品は、定期確認検査で製品認証の実施規則/細則の要求に適合しなければならない。
(c)工場が自ら管理規則を制定し、その管理規則の効果が(a)または(b)の要求より低くならないようにする。』
製品の定期評価は必要ですか?
工場品質保証能力要求(CNCA-00C-005)において下記のように規定されていますのでいずれかの方法で管理が必要です。
『全数検査および/または確認検査(定期検査)
工場は文書化した手順書を作成、保持し、最終製品の全数検査および/または確認検査に対し管理を行わなければならない。』
CQC II型認証とは何ですか?
自己声明方式で必要な、評価、工場検査、定期工場検査、定期評価などを企業に代わって行うCQCの任意認証サービスです。このII型CQC任意認証を利用することで企業において評価、検査、継続的な管理などを行う必要がなくなります。但し自己声明書の発行と管理は企業で行う必要があります。尚、II型認証は、CQC認証マークを表示することはできません。
その他
自己声明方式は、企業自身で適合証明作業を実施できるので認証費用などが軽減される反面、適合証明責任と継続的な製品一致性責任、適合証明関連文書管理などは、企業の責任が大きくなることを理解しておかなければなりません。
CCC自己声明、第三者認証取得でお困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください (お問い合わせ)