(メルマガ 2019.05.21) 中国RoHS 適合性評価制度開始 他
PS Farmメールマガジン(2019年5月21日配信)
RoHS ≪電器電子製品有害物質使用制限適合性評価制度実施手配≫公告(2019-05-16)
2019年11月1日以降に出荷、輸入する≪電器電子製品有害物質使用制限基準達成管理リスト(第1期)≫に記載されている製品(11品目)は、今回の公告で要求される適合証明を行い、既定の適合マークを表示し、管理システム(公共サービスプラットフォーム)へ登録を行うことが必要となります。
今回の公告は、電気電子製品のRoHS規制の根拠法となっている≪電気電子製品有害物質使用制限管理規則≫(2016 年7 月1 日施行)の第十八条(「電器電子製品有限物質制限使用合格評価制度を構築し、合格評価結果について情報収集メカニズムを構築する」)の開始通知と言えるかと思います。
対象となる品目(第一次品目);
≪電器電子製品有害物質使用制限基準達成管理リスト(第1期)≫の品目;
・電気冷蔵庫
・エアコン
・洗濯機
・電気給湯器
・プリンター
・コピー機
・ファクシミリ
・テレビ
・モニタ
・コンピュータ
・モバイル通信携帯端末
適合証明方式:「国家推奨任意認証」又は「自己声明」のいずれかを選択できる。
認証情報/自己適合情報は、公共サービスプラットフォームと呼ばれる管理システムへ登録することが必要です。( 自己声明方式を採用した場合は、市場投入後30日以内に登録すること。)
適合マーク:
適合マーク管理:、≪環境配慮型製品ラベル使用管理弁法≫に基づく。(次の記事でご紹介しています。また弊社規制ページでもご案内しています→ 環境配慮型製品ラベル使用管理弁法情報)
上記の適合マークが現在のRoHSマークにとって代わるものかどうか不明です。
環境配慮型製品ラベル(グリーンラベル)の管理弁法が公布されました(2019-05-05)
市場監管総局から2019年5月5日で≪環境配慮型製品ラベル使用管理弁法≫の公布公告が出されました。
2019年6月1日から実施されます。
グリーンラベルの基本図案の制定、ラベルの適用範囲、二次元バーコードでの管理などが規定されています。
尚、この管理弁法は、先にご紹介した『≪電器電子製品有害物質使用制限適合性評価制度実施手配≫公告』における表示に対しても適用されます。
下記、重要と思われる事項です。
● 環境配慮型製品ラベルの使用を規範化するために制定。(第一条)
● 統一環境配慮型製品ラベルを公布し、環境配慮型製品ラベルの情報プラットフォームを構築、管理し、環境配慮型製品ラベルの使用に対して監督管理を実施。(第二条)
● 環境配慮型製品ラベルの適用範囲。(第三条)
(一)認証活動一:環境配慮製品認証リストに記載されている製品に対し実施する認証活動。
(二)認証活動二:資源、エネルギー、環境、品質等の環境配慮型の特性を持つ(例えば、環境保全、省エネ、節水、循環、低炭素、リサイクル、有機、有害物質使用制限等。)統一した認証制度に基づいて実施する認証活動。
(三)自己声明等による環境配慮型属性適合性評価活動(その他の環境配慮型属性適合性評価活動と略称する)
● 認証機関が認証取得企業に環境配慮型製品ラベルを使用する権限を与える時は、情報プラットフォーム(www.chinagreenproduct.cn)において、認証情報に関する報告を完了させなければならない。報告する内容には、製品及び企業に関する情報、認証形式、認証/試験機関に関する情報、認可書に関する情報及び製品の環境配慮型属性評価根拠、評価項目、制限値指標等を含める。(第七条)
● 情報プラットフォームでは環境配慮型属性のすべて情報を含めた二次元コードを作成し、ダウンロードリンクを提示する。企業は自らの意志により、二次元コードを該当製品に表示することができる。(第九条)
● 本弁法は2019年6月1日より実施する。(第十三条)
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