(メルマガ 2019.05.13) CCC免除許可手続きの作業要求明確化
PS Farmメールマガジン(2019年5月13日配信)
強制製品認証免除手続きに関する作業要求を明確にする通知 (2019-05-07)
市場監督管理総局から2019年5月7日付けで《強制製品認証免除手続きに関する作業要求を明確にする通知》が出されました。
企業の皆様がCCC免除申請を行う上で有用な情報かと思います。
大きく下記の三項目について説明されています。
一、CCC免除手続きの条件
二、CCC免除手続きに関する要求
三、CCC免除手続きの業務に関する要求
下記、それぞれの項目で重要と思われる内容をピックアップしました。
一、CCC免除手続きの条件
強制製品認証管理規定の第42条で定められているCCC免除条件の一つである「科学研究や試験で必要となる製品」について、今回の通知では「科学研究、測定、及び認証試験に必要な製品とサンプル」としており、CCC認証試験用の製品、サンプルが免除対象であることが明確にしています。
下記、この項目の参考訳です。
『この項目の科学研究とは、当該製品に対して科学研究を行うことであり、関連製品を開発、生み出すのに必要となる製品を指し、研究作業を行うのに必要な科学研究器材を指しているのではない。この項目の測定とは、データを得るために当該製品に対して測定を行うことであり、或いはある製品の性能を測定するのに欠かせない当該製品のことを指す(例えば、あるプリンタのソフトウェアを開発試験するために、そのモデルのプリンタを数台輸入する必要がある場合等)。この項目の認証試験とは、CCC認証の型式試験を行うサンプルのことを指す。』
二、CCC免除手続きに関する要求
添付資料の形で免除申請人の条件と申請に必要な書類と監督管理要求が説明されています。
例えば、「科学研究、測定、及び認証試験に必要な製品とサンプル」の場合;
申請者 | 提出する書類 | フォローアップ監督管理要求 |
製品に対して研究、開発、試験を行う機関:CCC認証の申請者 | 1.申請者の営業許可証 2.フォローアップ管理承諾書 3.今回の研究、開発、試験計画書/プロジェクトに関する書類 4.製品明細が記載されている輸入契約書、送り状、または貨物引換証を添付する 5.CCC指定認証機関が発行したCCC認証サンプル送付通知書(認証申請者、サンプルの正式名称、モデル名・定格、数量等の情報を含める) |
1.廃棄する場合は、申請者が廃棄処理の証明資料を保管しておかなければならない(例:ビデオ、写真等)。 2.返送する場合は、申請者が《輸出通関書》等の証明書類を保管しておかなければならない。 |
三、CCC免除手続きの業務に関する要求
この項目は、管理機関に対する要求を規定しています。
例えば、「各地の市場監管部門は申請受理日から5日以内に審査完了しCCC免除証明書を発行すること」と規定してます。
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