(中国) 2020年度音響機器の市場抜き取り検査結果

広東省市場監督管理局 2020年度広東省電気音響機器製品品質監督抜き取り検査状況に関する通告 2021-07-21

広東省市場監督管理局は広東省電気音響機器製品品質監督抜き取り検査を実施した。検査結果を以下の通り報告する。
抜き取った製品品目と数量：電気音響機器メーカー139社が生産したイヤホン、スピーカ、その他の電気音響機器等3品目230製品。
抜き取った場所：広東省の広州、深圳、汕頭、佛山、梅州、恵州、東莞、中山と北京、上海、天津、浙江、福建。
サンプル抜き取りと検査を担当した機関：工業情報化部電子第五研究所、北京泰瑞特検測技術サービス有限責任公司、広東省江門市品質計量監督検測所。

重点検査項目（計27項目）：
・感電保護に対する構造要求
・正常動作条件下における感電危険性
・絶縁要求
・機械的強度
・空間距離と沿面距離
・端子
・外部可撓コード
・電源端子妨害波電圧
・妨害波電力
・残留ノイズ出力電圧
・定格周波数応答範囲
・音圧全高調波歪み
・外観及び機械的品質
・高温試験
・恒温恒湿試験
・低温試験
・振動（正弦）試験
・落下試験
・言語聴覚検査
・等価騒音レベル
・過負荷音圧レベル
・正常動作での聴覚による検査
・機械的ノイズの聴覚による検査
・絶縁抵抗
・耐電圧
・滑落衝撃
・定常湿度試験

検査で不合格となった製品：15社のメーカーが生産した17製品。

不合格検査項目：
・感電保護に対する構造要求
・空間距離と沿面距離
・端子、電源端子妨害波電圧
・妨害波電力

製品名は添付資料参照。

検査後の処置：今回不合格となった製品の生産者と販売者に対し、広東省市場監督管理局は≪中華人民共和国製品品質法≫、≪製品品質監督抜き取り検査管理暫定弁法≫等の規定及び国家市場監督管理総局、広東省市場監督管理局の監督抜き取り検査に関する規定に基づき事後処理を行う。

一、生産者に対し、同一製品の全ての生産、販売を停止し、在庫を完全に整理し、販売した製品については期限を設けて修正するよう命じる。
二、省内の販売業者に対し、同一製品の販売を停止するか或いは同一製品の全てを法に則り処分するよう通知する。
三、修正を終えて再び市場で販売する製品は、製品の包装を変更するか或いは合格承認マークを付けることとする。
四、市場監督管理部門は修正を終えて合格を承認された製品に対し、定期的にフォローアップ検査を行う。
五、不合格となった製品とその生産者、販売業者を品質監督管理信用記録に記載し、信用分類別監督管理を実施する。不合格製品の公称生産部門と関係する販売業者は、法に則り製品品質安全主体責任を実行することとし、規格に基づいた生産計画を立て、不合格品を自主的に撤去するか或いは処分し、品質の安全性を確保して消費者の合法的権益を保護しなければならない。また処理に関する状況を市場監管部門に報告する。

添付資料：不合格製品一覧表(原文でご確認下さい)

原文：https://www.cqn.com.cn/ms/content/2021-07/28/content_8717794.htm