(中国) ≪国家標準化発展綱要≫

国家市場監督管理総局から国家規格に関する方向性が図解で説明されていましたので重要と思われる部分だけですがご紹介します。(重要と思われるところは、ボールド文字にしました。)

 

図解 ≪国家標準化発展綱要≫ 2021-10-11

○発展目標
―2025年までに―
・標準の供給は、政府が主導して政府と市場に等しく転換する。
・標準の運用は、産業界と貿易部門が主体となり、社会経済全体に転換する。
・標準化作業は、国内で始動し、国内と外国の相互発展に向けて転換する。
・標準化の発展方向は、大量型から品質向上型へと転換する。

★標準化のレベルを大幅に向上させる。
国家規格の平均制定周期を18か月まで短縮し、標準のデジタル化を継続し、標準化の経済的効果、社会的効果、品質面での効果、生態系分野での効果を明確にする。

★標準化の開放度を上げる。
標準化の国際協力を開拓し、国際標準化合作国とウィンウィンの関係を構築し、職員の往来と技術協力を更に強化して、規格に関する情報を豊富に提供し、共に利益を享受し、我が国の規格制定の透明性と国際化の環境の最適化を堅持し、国家規格と国際規格の重要技術指標の一致性を大幅にアップさせ、国際規格への転嫁率85%以上を達成する。

★標準化による発展基盤を更に強固にする。
世界トップレベルの総合的、専門的な標準化研究機関を樹立して、若干の国家クラスの品質規格試験所と50以上の国家技術規格の開発拠点を建設する。規格、計量、認証認可、検査試験を一体で運用できる国家品質の基盤となるシステムを構築し、標準化に関する基本サービスを社会経済の開発ニーズに適応させる。

―2035年までに―
●標準体系の構成を最適化し、先進的且つ合理的で国際上互換性のある健全な体系を構築する。
中国の独自色をもった標準化管理体制を整える。
●市場による始動、政府による牽引の下、企業を主体とする社会参加型、開放融合型の標準化作業構造をつくる。

緑色(環境配慮型)発展を保障するための標準化を整備する
・炭素排出ピークアウト、カーボンニュートラル達成のための規格を定める
・最適な生態系構築と保護のための規格を整える
・自然エネルギー資源の節約と集約型の利用を推し進める
・緑色(環境配慮型)生産の基本となる規格を固める
・緑色(環境配慮型)の消費を促すための規格をつくる

標準化による改革、刷新を推し進める
・規格の供給構造を最適化する
・標準化運用体制の刷新を深化させる
・規格と国家の品質社会基盤との融和的発展を促す
・規格の実施と応用を強化する
・規格の制定と実施に対する監督を更に強める

原文:http://gkml.samr.gov.cn/nsjg/xwxcs/202110/t20211011_335474.html

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