(台湾)BSMIマーク スマート家電相互運用性試験の国家規格制定

IoT時代の到来を鑑みて、標準検験局は106年にCNS 16014「スマート家電相互接続協定」を制定し、スマート家電の相互通信を可能とする基礎を築いた。107年12月12日には各メーカーのスマート家電相互接続における互換性を高めるために、CNS 16090「スマート家電相互接続協定試験法」を制定、公布し、スマート家電相互運用の有効性及び防災能力に対する試験根拠を示した。この2つの国家規格はスマート家電間の協調運用を促し、スマート家電を人々にとってより一層身近なものとする。

AIホームゲートウェイを中心として、スマート家電に接続するネットワーク、スマートメーター、インターネットを連結して、モバイルアプリケーションを介してネットワーク経由でいつでもどこでもスマート家電のスイッチをオン、オフしたり、設定値を調節したり、電力消費量を管理したりすることができる。これらは家庭生活を更に便利にするだけでなく、光熱費の管理を行う上でも非常に役立ち、電気代の支出を減らし、ピーク時の電力消費量も抑えることができので、節電と二酸化炭素の削減目標も達成することが可能となる。

この他にもスマート家電の防災対応能力を向上させるために、CNS 16090では「緊急災害対応機能試験」を追加して、AIホームゲートウェイを国家災害防災救援科技センターの災害警戒情報データベースに接続すれば、災害情報共有システムでリアルタイムに発せられる警戒情報を受信して、緊急災害の発生時にスマート家電ネットワークに接続されているすべてのスマート家電の電源を切断し、地震後に火災等の二次災害が起こるのを防ぐことができる。

国家規格はこれらの技術と応用を広めるのを可能にし、更に多くの家庭でスマート家電を普及させて、より快適で便利な生活環境を人々に提供する。

2019-01-14 BSMI

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